三菱重工系、高効率ガスタービンの実証設備稼働

2020/4/2 19:23
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三菱重工業日立製作所が共同出資する三菱日立パワーシステムズ(MHPS、横浜市)は2日、次世代高効率ガスタービンの実用化に向け、実証設備の稼働を始めたと発表した。ガスタービンの入り口温度を世界で初めてセ氏1650度まで高めた。出力は56万6000キロワットで、このほど定格運転の状態を達成した。安全性などを確認し、7月に本格稼働する。

三菱重工業の子会社三菱日立パワーシステムズが実証設備を設けた高砂工場(兵庫県高砂市)

実証設備はMHPSの高砂工場(兵庫県高砂市)に設けた。投資金額は100億円超とみられている。新しく開発したガスタービンと蒸気タービンを組み合わせる複合発電。今後地域の電力網に接続して実際の発電所と同じように運用し、安全性を確認する。実際の電力供給は7月ごろの予定。将来は自動運転できるように目指す。

燃料のエネルギー活用の割合を示す熱効率は世界最高水準の64%。三菱日立パワーシステムズの従来の発電設備の熱効率は60%程度という。タービンの原材料をコーティングして熱に強くするなど改良を重ね、効率を向上した。

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