「後世に残るのは人が心血注いだ作品」原哲夫氏
漫画家
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「AI(人工知能)は創作の助けになるかもしれないが、残るのは人が心血を注いだ作品だ」。漫画「北斗の拳」や「花の慶次」の作画でいまなお圧倒的な人気を誇る原哲夫氏(58)はこう強調します。AIを実験的に活用する動きも見られる漫画界ですが、大事なのは情熱だと言い切ります。テクノロジーと創作はどう交わるか。漫画家の視点から10年後の世界を占います。
原哲夫氏(はら・てつお) 漫画家。1961年東京生まれ。83年連載開始の「北斗の拳」(武論尊原作)が爆発的人気に。今年、「花の慶次~雲のかなたに~」が連載30周年を迎える。現在は「前田慶次 かぶき旅」「蒼天の拳 リジェネシス」などの原作を手掛け、「月刊コミックゼノン」で連載中。...