20代の大麻摘発、5年で倍増 大学も啓発急ぐ

2020/4/2 17:50
保存
共有
印刷
その他

若年層の大麻使用に歯止めがかからない。警察庁が2日明らかにしたまとめでは、5年で20代の摘発者数は倍増、大学生の摘発は4倍に増えた。20代の摘発者のうち8割は大麻の危険性を「全くない」「あまりない」と答えたという。乱用防止に向け各大学も注意喚起に力を入れている。

全国の警察が大麻事件で摘発した20代は年々増え、19年は1950人で15年(890人)の2倍を超えた。大学生は132人で15年(31人)の4倍。20年1月にも東京都内の路上で日本大ラグビー部員が大麻の所持容疑で逮捕されるなど、若者の摘発が続いている。

20代の摘発者への調査では、大麻の危険性について83.4%が「全くない」「あまりない」と答えた。19年の摘発者は全体で4321人に上り、過去最多を更新した。

近年はインターネットやSNS(交流サイト)を通じた薬物売買が横行している。関西の4私立大の調査では19年の新入生のうち56%が薬物を「難しいが手に入る」「手に入る」と答えた。理由は「インターネットで探せば見つけられると思う」が85%を占めた。

法政大は08年に学生が大麻事件で逮捕されたことを受け対策を強化。19年は薬物の有害性を訴える啓発劇を学生の演出で公演するなどした。警察幹部は「学校などと連携して大麻の若者への浸透を防ぎたい」としている。

保存
共有
印刷
その他

関連キーワード

電子版トップ



[PR]