ソフトバンクG、ウィー株の買い付け取りやめ

2020/4/2 17:36
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ソフトバンクグループは2日、米シェアオフィス大手ウィーカンパニー株の買い付けを取りやめると発表した。同社への支援策として、既存株主から最大30億ドル(約3200億円)分のウィー株を取得する予定だった。米当局の捜査が継続しているなど、買い付けに必要な条件が満たされなかったためとしている。支援を続ける方針だが既存株主からは反発が出ており、ウィー再建の先行きは不透明だ。

シェアオフィス「ウィーワーク」の看板=ロイター

本来であれば、日本時間の4月2日午後までに買い付けを完了する予定だった。しかし、買い付け方針を決めた後に生じた創業者アダム・ニューマン氏やウィーを巡る米当局の捜査など、買い付けに必要な複数の条件が満たされなかったため、株の買い付けを中止した。

一方、ウィー取締役2人は、同社の取締役で構成される特別委員会として「従業員を含む少数株主の最大利益のために尽くす」との声明を発表した。ウィー株の取得を取りやめたソフトバンクGに対し、法的手段を辞さない構えも示した。

ソフトバンクGは2019年10月、今回中止したウィー株の買い付けに加え、追加出資や債券の買い受け、金融機関に対する借り入れ保証など支援策で合意した。債券の買い受けなどで支援を継続するとしている。

ソフトバンクGはウィー株の買い付けを完了した場合、20年3月期の連結損益計算書で、株式の取得額と公正価値の差額を営業外損失として計上する見込みだった。株買い付けの取りやめで「損失は計上されなくなった」と説明している。

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