3月のイタリア新車販売、85%減 仏スペインも7割減

2020/4/2 3:25
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【フランクフルト=深尾幸生】イタリア自動車工業会は1日、2020年3月のイタリアの新車販売台数が前年同月比85%減の2万8326台だったと発表した。新型コロナウイルスの感染拡大を抑えるための外出制限や店舗の営業禁止の影響が出た。フランスやスペインも7割減の水準となった。各国政府は外出制限の期間を延長しており、4月も大幅減は避けられそうにない。

新型コロナの感染を抑えるための営業・外出制限で新車販売は大幅に落ち込んだ(写真はイタリア南部バーリで自宅待機を促す看板)=ロイター

新型コロナの感染者数が10万人を超えているイタリアは3月10日から全土を封鎖、自動車販売店も店頭での営業休止を余儀なくされた。新車購入ができる状態ではなくなっている。

死者数が9千人を超えイタリアに次いで多いスペインの3月の新車(乗用車系)販売台数は、69%減の3万7644台。フランスは72%減の6万2688台だった。フランスとイタリア、スペインは欧州ではドイツや英国に次いで新車販売が多く、域内で新車を販売する自動車各社への影響は深刻だ。

独英の3月の新車販売台数は未発表だが、大幅な減少は確実な情勢だ。欧州全域でほぼすべての完成車工場が休止しており、生産と販売の両面で欧州の自動車業界は大きな打撃を受けている。

欧州自動車工業会(ACEA)によると、生産休止で123万台分の生産が失われ、自動車メーカーだけで111万人の雇用が影響を受けている。ACEAのエリックマーク・フイテマ事務局長は31日、「新型コロナが業界に過去最悪の影響をもたらすことが日に日に鮮明になっている」と述べた。

イタリアは外出などの制限を4月3日までとしていたが、少なくとも13日まで延長、ドイツも19日まで延ばしており、4月も3月と同様の落ち込みを記録しそうだ。

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