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米住宅ローン申し込み急減、8年10カ月ぶりの減少幅

(更新)

【ニューヨーク=大島有美子】米国で購入向けの住宅ローンの申し込みが急減している。米抵当銀行協会(MBA)が1日発表した3月27日までの週間のローン申請件数は、前年同週比で24%減だった。2016年11月以来、3年4カ月ぶりの低水準に沈んだ。新型コロナウイルスの感染拡大にともなう雇用不安が、米国の住宅需要を冷やしている。

購入向けの住宅ローン申請件数は2週連続の減少となった。減少幅は26%減だった11年5月以来、8年10カ月ぶりの大きさだ。1990年3月を100とした申請件数を示す指数は211で、16年11月(197)以来の低さだった。MBAのジョエル・カン氏は「失業保険申請の急増で、住宅購入を検討していた人がためらっている」と分析する。

連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)によると、30年固定の住宅ローン金利は3月20~26日までで3.50%となり、長期金利の低下にともなって低位で推移していた。そのため借り換え向けのローン申請件数は前年同週と比べて2.7倍となった。

住宅市場はこれまで堅調さを保ってきた。全米不動産協会(NAR)によると2月の中古住宅販売件数は季節調整済みの年率換算で577万戸となり、13年ぶりの高水準だった。新型コロナ感染が本格的に広がる前のため、3月以降の販売は落ち込むとみられる。

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