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米ディーン&デルーカ、経営破綻 新型コロナが追い打ち

【ニューヨーク=高橋そら】高級食品や雑貨を扱う米ディーン&デルーカが3月31日、米連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)の適用を申請し、経営破綻した。競争激化で業績が悪化しており、新型コロナウイルスの感染拡大による消費の冷え込みも追い打ちとなった。日本の店舗は営業を続ける。

裁判所に提出された資料によると、同社の負債は推定で最大5億ドル(約540億円)、資産は最大5000万ドル。同社を傘下に持つタイの高級不動産ペース・デベロップメントは2019年10月、銀行からの借り入れの返済不履行に陥ったと発表していた。

ディーン&デルーカは1977年に高級食料品店としてニューヨークに開店した。自社ブランド品を展開し、サンドイッチ、サラダ、焼き菓子などを販売するカフェを併設した。

ただ近年は高級志向の食料品店が増加したことなどから客足が伸び悩んだ。ニューヨークの旗艦店をはじめとする複数店舗を閉鎖するなど縮小を続けていた。足元では新型コロナの流行で全米30州以上に外出規制が広がっており、消費全体が落ち込んだことがとどめとなった。

日本でブランド展開を担うウェルカム(東京・渋谷)を関連会社に持つ生鮮宅配のオイシックス・ラ・大地は1日、ウェルカムの経営や日本でのディーン&デルーカ事業について「一切影響はない」とするコメントを発表した。

オイシックスは19年5月にウェルカムと資本業務提携した。出資比率を2割に高め、持ち分法適用会社にした。オイシックスによるとウェルカムは16年、ディーン&デルーカの運営状況にかかわらず日本で商標権を保持できる権限を取得している。

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