独コンチネンタル、7割減益 1~3月期速報

2020/4/2 0:43
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【フランクフルト=深尾幸生】自動車部品世界2位の独コンチネンタルは1日、2020年1~3月期の調整後のEBIT(利払い・税引き前利益)が前年同期から7割前後落ち込んだと発表した。売上高は最大15%減。新型コロナウイルスの感染拡大で中国や欧米で自動車生産が止まったことが響いた。1~3月期は自動車や自動車部品を中心に多くの企業が同様の決算を発表することになりそうだ。

新型コロナがコンチネンタルの業績悪化に拍車をかける

同社が発表したのは1~3月期決算の速報値。売上高は94億~98億ユーロ(約1兆1千億~1兆1480億円)で、前年同期から11~15%減る。営業利益に相当する調整後のEBITが売上高に占める比率は2~3%になった。前年同期は8.1%だった。

特にタイヤを除く自動車部門が深刻で、調整後EBIT比率は前年同期の5.4%からゼロ付近に落ち込んだ。新型コロナによる都市の封鎖や外出制限で2月に中国の多くの工場が停止、3月以降は欧州や米国などで顧客の自動車大手の生産休止が広がっている。従来の20年の業績予想を撤回し、新たな予想は示さなかった。

コンチネンタルは現在、世界で249ある生産拠点のうち40%以上で数日から数週間にわたり、生産を休止している。ドイツ国内では4月1日から約3万人の従業員を対象に時短勤務を導入した。

時短勤務は労使と政府が負担を分け合って雇用を維持する制度で、工場休止中も企業は従業員に賃金のほとんどを支払い、政府から最高67%分の補填を受ける。

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