兵庫3月短観、7年ぶり低水準 日銀神戸支店

2020/4/1 19:10
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日銀神戸支店が1日発表した3月の企業短期経済観測調査(短観)によると、企業の景況感を示す業況判断指数(DI)は全産業でマイナス9だった。前回調査(2019年12月)から6ポイント悪化し、13年3月調査以来7年ぶりの低い水準となった。悪化は5期連続で、マイナス圏に沈むのは3期連続となる。

記者会見する日銀神戸支店の長江敬支店長(1日、神戸市)

新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、幅広い業種で景況感が悪化した。製造業のDIは2ポイント悪化のマイナス17、非製造業は12ポイント悪化のゼロとなった。特に非製造業では宿泊・飲食サービスが34ポイント悪化のマイナス67にまで落ち込んだ。

新型コロナの終息の見通しが立たないことから、先行きの景況感は全産業で14ポイント悪化のマイナス23と、悲観的な見方が強まっている。

同日発表した3月分の金融経済概況は兵庫県全体の景気について、新型コロナなどの影響で「このところ停滞している」とし、2カ月連続で判断を下方修正した。2カ月連続で判断を引き下げるのは12年10~11月分以来で、前月まであった「(景気)拡大」の表現が2年6カ月ぶりに消えた。

長江敬支店長は「個別企業へのヒアリングでは、個人消費などの状況は足元で一段と悪化しているようだ。今後は新型コロナの感染拡大の影響を注視する必要がある」と警戒した。

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