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AI発の戦法が初受賞 将棋・升田賞に「エルモ囲い」

(更新)

将棋の斬新な戦法を考案した棋士らに贈られる2019年度の「升田幸三賞」の選考会が1日、東京・渋谷の将棋会館で開かれ、将棋ソフト「elmo(エルモ)」が広めた「エルモ囲い」の受賞が決まった。将棋AI(人工知能)とも呼ばれるソフト発の戦法が同賞を受けるのは初めて。

将棋AIが広めた「エルモ囲い」の代表的な形。振り飛車への有力な対抗策とされる

同賞は「新手一生」を掲げた昭和の名棋士、升田幸三実力制第四代名人にちなむもので、18年度は藤井聡太七段が受賞している。将棋AIの創造性を象徴する出来事といえそうだ。

賞金などは、エルモの開発者である滝沢誠氏に贈られる。同氏は「エルモが契機となり将棋界に貢献できた部分があれば、開発者として大変光栄であり、うれしく思います」とコメントした。

エルモ囲いは、振り飛車への対策としてエルモが多用したことから広がった。優秀とみて採用するプロ棋士が増え、タイトル戦の大舞台にも登場している。

第47回将棋大賞の選考会も同日行われ、19年度の最優秀棋士賞が渡辺明三冠(棋王・王将・棋聖、35)に決まった。史上最年長で初タイトルを獲得した木村一基王位(46)には特別賞が贈られる。

名局賞は第60期王位戦七番勝負第7局の豊島将之王位対木村一基九段戦、名局賞特別賞は第69期王将戦挑戦者決定リーグの広瀬章人竜王対藤井聡太七段戦、女流名局賞は第9期リコー杯女流王座戦五番勝負第4局の里見香奈女流王座対西山朋佳女流二冠戦(肩書はいずれも当時)に決まった。升田幸三特別賞は脇謙二八段の「脇システム」に贈られる。

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