北陸の入社式、動画配信やマスク着用 新型コロナ対策

2020/4/1 17:00
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新年度を迎えた1日、北陸3県でも多くの新社会人が誕生した。ただ、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、入社式を中止・縮小する企業が相次いだ。開催した企業も新入社員にマスクをつけてもらい、座席を離すなどの対応に追われた。あいさつした経営トップからは感染拡大を懸念する意見が聞かれた。

アイ・オー・データ機器はメッセージを動画配信した

アイ・オー・データ機器はメッセージを動画配信した

「健康が最優先。気苦労もあると思うが、困ったことがあれば遠慮せずに申し出てほしい」。入社式を中止したパソコン周辺機器のアイ・オー・データ機器の浜田尚則社長は動画配信サイト「ユーチューブ」を通じてメッセージを配信した。15人の新入社員は自宅や寮で視聴したという。17日までの研修もテレワークで実施する。

あいの風とやま鉄道(富山市)では新入社員17人ら出席した全員がマスクを着用した。日吉敏幸社長は「3月は新型コロナの影響から(同社路線の)利用が減った。次のステップアップの準備をする必要がある」と呼びかけた。

マスク着用で参加したあいの風とやま鉄道の新入社員ら(富山市)

マスク着用で参加したあいの風とやま鉄道の新入社員ら(富山市)

一方、福井銀行は入社式を中止した。新入社員45人は4月中旬まで出社せず、自宅学習に取り組む。北陸電力も入社式を取りやめ、新入社員137人を10日まで自宅待機としている。

「想像できないようなことが起こってくると思う。乗り越えるために何をしたらいいかしっかり考えたい」。セーレンの川田達男会長は新入社員の研修でこうあいさつした。入社式は中止し、研修も座席を離してマスク着用で開いた。

川田会長は新入社員に「社会は大きな変革期を迎え、第4次産業革命が起きている」と述べたうえで、「きょうから同じ釜の飯を食う同僚だ。一緒に大きな山を乗り越えていきたい」と訴えた。

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