GPIF投資責任者に植田氏 米ゴールドマン出身

公的年金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は1日、最高投資責任者(CIO)に米ゴールドマン・サックス出身の植田栄治氏(52)を充てる人事を固めた。1日午後にも発表する。植田氏は債券のトレーディングなど市場運用の経験が長い。国内外の金融人脈も豊富なことから、公的年金の運用責任者としてふさわしいと判断した。
GPIFの経営委員会が決議し、加藤勝信厚生労働相の承認を経て、1日午後に就任する。前任の水野弘道氏は3月31日付で退任している。
植田氏は1991年に東京大学を卒業後、米ゴールドマン・サックスに入社。アジア証券部門の共同統括や日本法人であるゴールドマン・サックス証券の取締役などを歴任し、19年に退社していた。
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