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ジュゴン沖縄2島に生息か 海草食べた跡、環境省確認

環境省は1日までに、絶滅の恐れが極めて高いジュゴンが海草を食べたとみられる跡を、沖縄県の伊良部島と波照間島の沿岸で初めて確認したとの調査結果を発表した。姿を捉えることはできなかったが、2島周辺が生息場所になっている可能性が高いとみている。

ジュゴンは日本で沖縄だけにすむが、名護市辺野古の米軍基地建設区域近くに長年、生息していた個体が姿を消すなど、生息が確認できない状態が続き、絶滅の懸念が出ていた。環境省は「継続した調査が必要だ」としている。

環境省は2島沿岸で今年2月と3月、ドローン(小型無人機)による空撮と潜水調査を実施した。

その結果、伊良部島ではジュゴンが海草を食べたとみられる筋状の跡64本と、跡の密集域8カ所を見つけた。新しい跡も古い跡もあった。住民への聞き取りでは、2019年8月ごろから今年3月にかけて、計4件の目撃情報があった。

波照間島では、筋状の跡が4本、鮮明に残っていた。密集域も3カ所発見した。いずれも比較的新しいとみられる。

一方、辺野古に近い嘉陽海域では、食べた跡が毎年見つかっていたが、今回初めて確認できなかった。

ジュゴンは沖縄島周辺で3頭の確実な生息が分かっていたが、昨年3月に雌1頭が死んでいるのが見つかった。

米軍基地建設前から嘉陽海域に定着していた雄1頭と、辺野古周辺でたびたび目撃された1頭は確認できない状態が続く。防衛省は基地建設の影響を否定するが、環境団体は工事で生息環境を脅かされたと指摘する。

環境省はこの2頭と、今回見つかった海草の痕跡との関連は分からないとしている。

〔共同〕

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