東京都、新型コロナ対応制度融資 目標5倍の1200億に
東京都は新型コロナウイルスの感染拡大で経営が悪化している都内中小企業の資金繰りを支援するため、制度融資の目標額を大幅に引き上げる。都の2019年度予算で計上した預託金を積み増すことで、融資目標額を当初の約250億円から1200億円へと約5倍にする。資金繰りに苦しむ企業が多いため、緊急に対応することを決めた。

もともと都は融資の裏付けとして金融機関に預ける預託金を、19年度分として約82億円計上していた。小池百合子知事が31日、預託金を250億円積み増す専決処分をした。これにより、融資目標額が大幅に増える。
都によると、当初の融資目標額約250億円を大きく上回る申し込みが中小から寄せられていた。小池氏は同日、報道陣に「難局を乗り切れるよう、都としてもセーフティーネットをしっかりと組んでいく」と話した。

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