りそなHD,関西みらいFG株を減損 業績に影響せず
りそなホールディングスは31日、連結子会社の関西みらいフィナンシャルグループ(FG)株について、2020年3月期の持ち株会社としての単体決算で減損処理すると発表した。単体決算に908億円の特別損失を計上する。同社の純資産を下回る価格で株を取得し、19年3月期のりそなの連結決算に「負ののれん益」を計上しており、今期の業績には影響しない。年間配当予想も修正しない。
同日の終値が簿価の50%を下回った。株式の取得価格は公表していない。関西みらいFGは17年、りそなグループの旧近畿大阪銀行(現関西みらい銀行)と、三井住友FG系だった旧関西アーバン銀行(同)、みなと銀行との経営統合のために設立された。