高出力の殺菌用LEDモジュール 徳島・ナイトライド

2020/3/31 18:56
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徳島大学発の半導体スタートアップ、ナイトライド・セミコンダクター(徳島県鳴門市)は殺菌目的で使用する高出力の深紫外線発光ダイオード(LED)モジュールを開発した。従来の同社製品と比べ約10倍の出力があり、より高い殺菌効果が期待できる。価格は量産時に1個6000円程度を想定。医療現場での使用を見込んでいる。

ナイトライドが開発した高出力の深紫外線LEDモジュール

開発したのは275ナノ(ナノは10億分の1)メートルと紫外線よりも短い波長の光を出す独自構造の深紫外線LEDチップを、アルミニウムの基板上に16個配置したモジュール。光出力は290ミリワットを実現した。同社によると「一般的な他社製の殺菌用途の深紫外線LEDパッケージ商品と比較して100倍の出力があり、価格は3分の1程度に抑えた」(村本宜彦社長)のが特長だとしている。

深紫外線LEDが発する光は、大腸菌やインフルエンザウイルスを殺菌、不活性化することが確認されているほか、仙台医療センターとの共同実験でノロウイルス不活性化も実証している。

新開発のモジュールの寿命は約5000時間と長い。同社では業務用の浄水器や空気清浄機に組み込むといった使用方法のほか、現在、医療現場で使われる水銀による紫外線殺菌灯の置き換え需要などを狙っている。

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