内定取り消しなど就活も混乱 東商、中小企業の求人紹介

2020/3/31 16:50
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新型コロナウイルスの感染拡大の影響が学生の就職活動にもおよび、経済界が対応を急いでいる。東京商工会議所は31日、内定を取り消された今春卒業の学生などに中小企業の求人情報を紹介する掲示板を開設した。すでに100社超の企業が情報を載せた。2021年春卒の就活生に対しては、経団連がウェブ説明会の拡充など柔軟な対応を会員企業に要請する。

東商の緊急対策は主に今春の卒業生を対象にした。都内に限らず全国各地の商工会議所の会員企業であれば、事業内容や採用人数といった情報を無料で掲載できる。日本商工会議所と東商の三村明夫会頭は「中小企業は全体的に人手が足りない」と語り、求人に積極的な企業と学生の橋渡し役を担う意義を強調した。

衛藤晟一・一億総活躍相は31日、日商の三村氏や経団連の中西宏明会長と会談し、21年春に卒業する学生を対象にした就活ルールの順守を求めた。衛藤氏は新型コロナへの対応で「みんなで力を合わせてやっていかないといけない」と求め、中西氏は「学生が心置きなく企業を選択できるような状況をなんとかつくっていきたい」と応えた。

経団連と大学側でつくる産学協議会は31日、21年春に卒業予定の新・大学4年生の就活に配慮する方針を確認した。企業側はオンラインでの説明会や面接を推進したり、エントリーシートの提出期限を延長したりすることに努める。大学側も企業側の対応について学生への情報提供を充実させる。

中西氏は「若い人たちの将来の芽を摘むことにならないよう知恵を出していかないといけない」と指摘。採用活動を巡って、会員企業にいっそう柔軟な対応を求めていく考えだ。

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