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横浜市のホテルや音楽ホール、外出自粛で開業延期

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、横浜市内でオープンを予定していたホテルや音楽ホールが相次ぎ開業を先送りしている。外出自粛要請で需要が減退していることに加え、中国から備品が届かず完成が遅れたホテルもある。新型コロナの収束が見通せないなか開業が再延期される可能性もあり、運営会社の経営や街のにぎわいに影響が広がりそうだ。

東急ホテルズ(東京・渋谷)は横浜東急REIホテル(横浜市)の開業を4月7日から同月24日に延期した。横浜駅やみなとみらい駅から徒歩圏内と立地が良く、すでに数百件の予約が入っていた。既存予約分は近隣の横浜ベイホテル東急の宿泊に切り替える。

延期した開業日の24日は「イベントの再開が見込まれる時期」(担当者)とみて決定した。ただ、決定後に首都圏で外出や往来自粛の動きが出たことから、再延期の可能性もあるという。担当者は「(都が)都市封鎖となった場合に、横浜市や神奈川県がどう判断するかで左右される」と慎重だ。

WBFホテル&リゾーツ(大阪市)は客室277室を備えたホテルをJR桜木町駅近くに建設した。県内初進出となるが、開業予定日だった3月28日の4日前に延期を決めた。ゴールデンウイークの需要を期待して5月1日の開業を目指す。勤務予定だったスタッフは一時的に他の施設で勤務する形で雇用を維持する。

備品の納入遅れでホテルの整備が遅れた事例もある。JR東日本グループの日本ホテル(東京・豊島)は6月5日に予定していた横浜駅近くの「ホテルメッツ」の開業を3週間延期した。中国で製造する客室用の机などの納入が間に合わなくなったという。新型コロナの影響で製造が遅れているとみられる。併設するスーパーや飲食店は予定通り6月5日に開業する。

音楽ライブなどを開催するホールの開業も延期が相次ぐ。公演自粛に加え、アーティストが海外から来日できない影響も加わり、先行きが不透明となっている。

3月7日に開業予定だった「KT Zepp 横浜」(収容人員約2000人)は公演のキャンセル・延期が続き、初回の開演ができていない。運営するZeppホールネットワーク(東京・港)の担当者は「公演のキャンセルが次々と入っている状況。開演日は見通せない」と話す。

4月12日に開業予定だった「ビルボードライブ横浜」(約300席)もこけら落とし公演の中止を余儀なくされている。同月25日には同市内で「ぴあアリーナMM」(約1万人規模)も開業予定だったが、内覧会などの準備作業がストップしており、予定通り開業できるか不透明な状況だという。

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