「天皇初外遊で訪韓」と打診 89年に宇野外相
韓国外交文書で判明

2020/3/31 19:30
保存
共有
印刷
その他

【ソウル=恩地洋介】上皇さまが1989年に天皇陛下に即位された後、当時の宇野宗佑外相が天皇の初外遊先に韓国を検討する意向を韓国側に伝えていたことが31日、韓国外務省が公開した外交文書で分かった。その後、来日した盧泰愚大統領が口頭で天皇訪韓を招請したが、両国間で歴史問題が拡大し実現には至らなかった。

来日した韓国の崔浩中外相(左)と握手する宇野宗佑外相(1989年4月)=共同

宇野外相は89年4月1日、来日した韓国の崔浩中外相と会談した。文書によると、宇野氏はこの席で「韓国側の雰囲気が成熟したと判断できれば、天皇陛下の最初の海外訪問先として訪韓を実現する方向で調整したい」と述べた。崔氏は天皇が歴史問題に言及するよう求めた。

盧大統領は90年5月に国賓として来日した。天皇陛下は宮中晩さん会で日韓の過去の歴史に触れ「痛惜の念を禁じ得ない」と述べられた。盧大統領は未来志向の日韓関係に期待を示し、天皇皇后両陛下の訪韓を招請した。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]