山形県でコロナ初感染 合宿免許で来県の20代女性
山形県は31日、県内で初めてとなる新型コロナウイルスの感染者を確認したと発表した。神奈川県在住の20歳代の女性で、米沢市の「米沢ドライビングスクール」の合宿免許に参加していた。現在、症状は安定しているといい、他の教習生と職員に対して健康観察を実施している。

感染者の女性は24日に来県。27日に38度台の発熱があったが、28日まで教習を受講していた。29日に保健所に相談し、翌日も倦怠(けんたい)感があったことからPCR検査を実施し、31日に陽性と判明した。
米沢では教習所の宿泊施設の3人部屋にいて、29日から個室に移った。現在、入院を勧告され、自宅のある神奈川県に戻り入院するか調整している。吉村美栄子知事は31日に県庁内で開かれた危機対策本部の会合で、県外からの参加者が含まれる事業では健康状態を確認するなど、さらなる拡大防止を指示した。