広島地検、2市長聴取 河井陣営の公選法違反事件

2020/3/31 11:31
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自民党の河井案里参院議員(46)=広島選挙区=の陣営による公選法違反(買収)事件で、広島県大竹市の入山欣郎市長が31日、広島地検から28日に任意聴取されたと明らかにした。案里氏が初当選した2019年7月の参院選を巡り、陣営から現金を受け取ったかどうか確認されたとみられる。

県内市長への聴取が判明したのは、三原市の天満祥典市長に続き2人目となった。

入山氏は取材に「(現金は)受け取っていない」と否定。手帳や携帯電話を地検に提出した。聴取された理由について「(案里氏の)激励会などに出席していたから」と説明した。案里氏の夫の克行前法相(57)=自民、衆院広島3区=とは、克行氏が20代の頃からの付き合いだとし「こちらがお世話になっていて、頭を下げる立場。私に(現金を)持ってくる必要はない」と述べた。

天満氏も31日の取材に「(現金を)もらっているわけがない」と話した。

また広島県福山市の枝広直幹市長は31日の取材で自身に対する聴取があったかどうか問われ「答える立場にない」と述べた。現金授受の有無についても明言を避けた。

広島地検は広島県議ら多数の地元議員や克行氏の後援会幹部らを一斉に聴取しており、河井夫妻側が幅広く金を配り、票の取りまとめを依頼した可能性があるとみて捜査しているもようだ。克行氏が参院選公示の約3カ月前の19年4月ごろ、現金数十万円が入った封筒を自民系会派の県議のスタッフに手渡していたことが既に判明している。

公選法は有権者に金品を与え、投票や選挙運動を依頼することを買収行為として禁止している。〔共同〕

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