ツイッター、ブラジル大統領らの投稿削除 規約違反で

2020/3/31 7:09
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【サンパウロ=外山尚之】米ツイッターが新型コロナウイルスを巡り、ブラジルやベネズエラの大統領の投稿を規約違反を理由に相次ぎ削除している。大統領自ら感染予防のための努力を否定したり、科学的でない説を勧めたりしているためだ。同社はかつて政治指導者の投稿について原則として削除しないとしていたが、新型コロナ感染拡大を防ぐため踏み込んだ対策を取っている。

ブラジルのボルソナロ大統領は637万人のフォロワーを抱える(ツイッターより)

ブラジルのボルソナロ大統領は29日、人が大勢いる市場に出かけて支持者らと交流する動画をツイッターに投稿したが、後に同社によって削除された。同氏はサンパウロ州などの知事が新型コロナ対策として商業施設の営業を禁止していることを「経済や雇用を破壊する」と批判し、わざと市場に出かけたとみられる。

ツイッターは既に、ベネズエラのマドゥロ大統領が「新型コロナについて面白い記事がある」として同国の科学者の記事を紹介した投稿を削除している。記事は新型コロナが生物兵器であるとして、蜂蜜やレモンジュースなどが治癒に効果があるとする科学的に根拠のない説をとなえていた。

ツイッターはこれまで政治家の投稿を「削除しないことが公共利益になる可能性がある」としてきたが、新型コロナの拡大を受け、効果のない治療や予防、診断方法を紹介する投稿を禁止する方針を明らかにしていた。

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