新型コロナ防止で「都市封鎖」、説明と支援必要 WHO

2020/3/31 5:15
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【ジュネーブ=細川倫太郎】世界保健機関(WHO)は30日、新型コロナウイルスの感染防止に向けロックダウン(都市封鎖)措置などをとる際は、国民に十分な説明と生活支援をするよう各国政府に呼びかけた。ロックダウンだけでは機能しないとし、疑わしい人の検査や感染経路の特定などの対策を同時に進めるようくぎも刺した。

WHOのテドロス事務局長=ロイター

ロックダウン措置は外出や移動が制限され、工場や店舗が閉鎖に追い込まれる恐れがある。テドロス事務局長は記者会見で、この措置を導入する際は「人々の尊厳を尊重することが不可欠」と指摘した。特に社会保障制度が整っていない国を懸念し、収入源を失ったり、食料を必要としたりしている人への支援を政府に求めた。予定期間についても継続的に説明することが重要とした。

WHOで緊急事態対応を統括するマイク・ライアン氏はロックダウン措置について「社会にとって受け入れるのは難しい」と指摘。このため政府は、なぜ必要かという理由について「国民に分かりやすく説明する必要がある」と強調した。

新型コロナの感染者が急速に増えている東京都の小池百合子知事は「事態によっては、ロックダウンの可能性もありえる」と話している。経済や金融の中心である東京でロックダウンとなれば経済には打撃となる。

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