スペイン感染者数、中国超え世界3番目に 新型コロナ
【パリ=白石透冴】スペインで30日、新型コロナウイルスの感染者数が8万5千人を超えた。中国を上回り、米国、イタリアに次ぎ世界で3番目の規模に拡大した。死者は前日から約800人増えて7340人と、イタリアの次に多い。感染拡大が減速する兆しはあるものの、依然欧州では死者が増え続けている。

マドリードではスケートリンクを一時的な遺体安置所とするほど死者が出ている。スペイン政府は30日から4月9日まで、医療分野など生活に必須の分野以外では出勤を認めないことを決めている。継続中の外出制限は最短でも4月12日までは実施する考えだ。
一方イタリアは30日、感染者数が約10万1千人、死者が1万1591人に達した。フランスでは感染者数が約4万5千人、死者が3024人となった。イタリア、スペイン、フランスの3国で世界の死者約3万6千人の約6割を占めている。

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