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五輪、夏開催で従来の準備生かす 暑さリスクなお

2020/3/31 9:44
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新型コロナウイルスにより延期された東京五輪の開催日程が2021年7月23日~8月8日に決まった。春開催も検討されたが、これまでの大会準備を生かせることなどから、20年とほぼ変わらない日程となった。夏開催となったことで、依然として、暑さや台風などの気候リスクと向き合う必要がある。

組織委員会の理事会であいさつする森喜朗会長(30日、東京都新宿区)=代表撮影

延期決定後、国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は25日の記者会見で「夏だけに限定はしていない」と話すなど、春開催にも含みを持たせていた。一部の国際競技団体からは、酷暑を避けるため、春案を支持する声もあった。

ただ、IOCや大会組織委員会は、夏開催であれば、20年の大会スケジュールや交通規制などの計画をほぼそのまま生かせることを重視。米バスケットボールNBAのプレーオフや、来年に延期されたサッカーの欧州選手権など、他のスポーツイベントとの重複を避けられるメリットもあった。

一方で、春に前倒しした場合、酷暑は避けられるものの、競技会場を確保するための民間事業者との交渉期間が限られるデメリットがある。国際競技団体からは、代表選手を決める五輪予選までの期間を十分に確保できないことに懸念の声が上がっていた。

今回、21年7月23日を開会日としたことで、各国際競技団体は大会予選など五輪を軸としたスポーツイベントの調整を開始。組織委は今後、会場や宿泊先の確保のほか、約8万人のボランティアに引き続き参加可能かの打診を始めるなど、準備作業に本格的に乗り出す。

一方で、暑さ対策や台風襲来の可能性など、夏場の天候リスクは依然として課題となる。マラソンや競歩は引き続き札幌開催になる。

さらに、最大の焦点はコロナウイルスの収束時期だ。感染拡大は長期化するとの見通しもあり、各競技の大会予選が今年中に開かれるか見通しは立たないままだ。

選手のなかにはワクチンの開発を開催の前提とすべきとの声もあり、ある大会関係者は「延期した後、再度延期することは難しいだろう。無事開催されるかは新型コロナの抑え込み次第」としている。

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