豪、企業の賃金支払い補助に8.5兆円 新型コロナで

2020/3/30 20:06
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【シドニー=松本史】オーストラリアのモリソン首相は30日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、企業への給与支払い補助を柱とする1300億豪ドル(約8兆5千億円)の経済対策を発表した。豪政府はすでに低所得者や中小企業向けの支援策を発表している。豪準備銀行(中央銀行)の資金供給も合わせると、経済対策費用は国内総生産(GDP)の16%に当たる3200億豪ドルとなる。

30日に発表したのは「雇用維持給付金」。売上高が10億豪ドル未満の場合、新型コロナの影響で収入が3割以上減少した企業が対象となる。10億豪ドル以上なら5割以上の減少が条件となる。賃金支払いを補助するため、今後6カ月にわたり、2週間ごとに従業員1人につき1500豪ドルを企業に支払う。対象となる従業員は合計で600万人を見込む。

豪州は新型コロナの感染拡大を受け、外国人の入国を原則として禁止、パブや映画館などの娯楽施設も閉鎖している。こうした措置により、サービス産業を中心に失業者が増加傾向にあり、賃金補助で企業の雇用維持を支援する。

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