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アップルが新型コロナ対策、アプリとウェブで情報提供

アップルの新型コロナ対策のWebページとアプリの画面
日経クロステック

米アップルは、個人が新型コロナウイルスの感染の検査を受けるべきかどうか判断するための「スクリーニング」向けアプリとウェブサイトを開発し、3月27日(現地時間)、米国向けにリリースした。同アプリや同サイトを通じて、感染の予防や拡大防止に向けた情報も提供する。

「Apple COVID-19」をアップルのApp Storeで配布を開始し、同社ウェブサイトでも「COVID-19 Screening Tool」として利用できるようにした。米疾病対策センター(CDC)のガイダンスを基にしている。CDCのほか、ホワイトハウス内のタスクフォースや米連邦緊急事態管理局(FEMA)と協力して開発に取り組んだ。同アプリは、米国に住む18歳以上の人がダウンロードできるという。米ジョンズ・ホプキンス大学の集計によると、29日14時時点で米国の新型コロナ感染者の数は13万6000人を超えて、イタリアや中国などを上回り、世界最多となっている。

今回のアプリやウェブサイトに入力したデータは非公開で、かつセキュアに保護されるようにシステムを構築したと説明する。「Apple ID」でログインする必要もなく、ひもづけることもないという。複数回利用して結果を残して置くこともできる。利用者の回答は、アップルや政府機関にも送信しない方針である。

なお、明らかに新型コロナウイルスに感染していると判断できる症状も提示している。それに該当するような場合はアプリ診断をすぐに止め、救急車を呼ぶように呼びかけている。

このほかアップルは、音声アシスタント機能「Siri」に「コロナウイルスに感染しているかどうか、どうしたら分かるか?」と尋ねると、CDCが提供する情報にアクセスしたり、キュレーションを行った(選別した)遠隔医療向けアプリを提示したりするようにした。さらに、今週から、米国の一部の国際空港に到着した際には、自宅待機・監視に向けたCDCのガイダンスのリマインドをiPhoneに通知するようにしたという。

(日経BPシリコンバレー支局 根津禎)

[日経クロステック 2020年3月28日掲載]

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