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NY原油、再び20ドル割れ 米の行動制限で需要減警戒

原油価格が再び下落した。ニューヨーク先物(期近)は日本時間30日の電子取引で一時、前週末より7%超安い1バレル19.92ドルを付け、約1週間ぶりに20ドルを割り込んだ。トランプ米大統領が新型コロナウイルスの感染拡大を受け、全国民に求めている行動制限を4月末まで続けると発表。世界経済の停滞が長期化し、石油需要が一段と落ち込むとの懸念が強まった。

前週末にはサウジアラビアのエネルギー省が、原油生産を巡り対立するロシアとの協議を否定する声明を出したと伝わった。石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国の協調減産が再検討されるという市場の期待が打ち消され、供給過剰への警戒感が再燃した。

心理的節目の20ドルに近づくと割安感から買い戻される場面も目立つが、上昇ペースは鈍い。楽天証券の吉田哲コモディティアナリストは「4月にはサウジの増産が本格化するうえ、株価の下落も投資家心理の悪化につながっている。目先は25ドルをにらんで上値が重くなりそう」と話す。

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