ブラジル、外国人の入国禁止へ 感染拡大で方針転換

2020/3/28 23:40
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【サンパウロ=外山尚之】ブラジル政府は新型コロナウイルス対策として、30日から空路による外国人の入国を禁止する。これまでボルソナロ大統領は経済に悪影響を与えるとして国境封鎖に慎重な姿勢だったが、欧米からの渡航者を通じた感染を懸念して方針を転換する。

マスクをして空港を歩く旅行者(25日、ブラジリア)

すでに陸路や海路での入国は禁止しており、事実上の国境封鎖となる。ブラジル政府によると、同国の感染者数は27日夜時点で3477人、死者は93人にのぼる。大半がサンパウロやリオデジャネイロなど大都市に偏っており、専門家は海外からの渡航者が感染を拡大したと指摘していた。

これまでブラジル政府は日本や欧州などからの入国者に自宅隔離を命じる一方、ボルソナロ氏が関係を重視する米国は対象外とするなど、ちぐはぐな姿勢が目立っていた。感染発覚から1カ月が経過した時点で比較すると、ブラジルは感染者・死者数ともイタリアを上回る。政府の消極的な姿勢が封じ込めの失敗につながっており、市民の間で政権への批判が強まっていた。

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