核拡散防止条約の再検討会議、1年後までに延期

2020/3/28 10:04
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【ニューヨーク=大島有美子】国連は27日、4月末にニューヨークの国連本部で開く予定だった核拡散防止条約(NPT)の再検討会議の延期を、締約国が決めたと発表した。時期は明らかにしていないが2021年4月までに開くとしており、最大で約1年の延期となる。新型コロナウイルスの感染拡大の状況を見つつ、可能な限り早期に開催する。

核不拡散条約に関する5年に1度の会議が開かれる予定だった(ニューヨークの国連本部)

NPTは核保有国も参加する核関連で最大の条約。1月時点で世界の191カ国・地域が締約している。同条約の再検討会議は5年に1度、締約国の代表が集まり、NPTの運用状況を点検する核軍縮の国際会議だ。4月27日から5月22日まで開く予定だったが、コロナの広がりを受け締約国同士で話し合っていた。

15年に開かれた前回の会合では、核保有国と非核保有国の溝が埋まらず、最終文書を採択できなかった。地政学リスクや軍縮を巡る米ロ間の緊張の高まりから、今回も困難な交渉が予想されている。

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