米消費者態度指数、11ポイント下落 3年5カ月ぶり低水準

2020/3/28 0:05
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【ワシントン=長沼亜紀】米ミシガン大学が27日発表した3月の消費者態度指数(確報値)は前月から11.9ポイント低下の89.1となった。2016年10月以来3年5カ月ぶりの低水準で、下げ幅は過去50年で4番目の大きさとなった。新型コロナウイルスの感染拡大で経済活動が制約され失業者が急増していることを受け、消費者の景況感も急速に落ち込んでいることを示した。

新型コロナの感染拡大で3月の消費者態度指数は急落した(カリフォルニア州の品薄になったスーパー)=ロイター

速報値からは6.8ポイントの低下で、ダウ・ジョーンズまとめの市場予測(90程度)も下回った。

「現在の景況感」は103.7で11.1ポイント、「今後の見通し」は79.7で12.4ポイントそれぞれ低下した。

ミシガン大学によると過去に景況感が急落したのは、08年10月のリーマン・ショック後(12.7ポイント低下)、1980年の景気後退期(12.2ポイント低下)、2005年9月のハリケーン・カトリーナ直撃後(12.2ポイント低下)で、今回はこれらに次ぐ大きな下げ幅となった。

調査担当者は、景況感の悪化は加速しており、4月はさらに大きく低下するとの見方を示し、「データは景気後退がすでに始まっていることを示しているだけでなく、低迷が少なくとも今年末まで続くことを示唆している」と分析した。

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