NYダウ反落、一時1000ドル安 移動制限の長期化に懸念

2020/3/27 22:33 (2020/3/27 22:48更新)
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臨時オフィスで働くニューヨーク証券取引所のフロアトレーダー(26日、ニューヨーク)=ロイター

臨時オフィスで働くニューヨーク証券取引所のフロアトレーダー(26日、ニューヨーク)=ロイター

【NQNニューヨーク=張間正義】27日の米株式市場でダウ工業株30種平均は反落して始まった。下げ幅は一時1000ドルを超える場面があった。米国の新型コロナウイルスの感染者数が中国を上回り、世界最多となるなど拡大に歯止めがかからない。人や物の移動の制限長期化が世界経済の下押し圧力になるとの見方から売りが先行した。

米ジョンズ・ホプキンス大の集計によると26日時点で米国の感染者数がこれまで最多だった中国やイタリアを上回った。特に人口が多いニューヨーク州とカリフォルニア州で増えており、「パンデミック(世界的流行)の震源地が米国へシフトしているとの懸念が投資家心理を悪化させている」(BMOキャピタル・マーケッツのイアン・リンジェン氏)との声が聞かれた。

大型経済対策の早期実現への期待からダウ平均は26日までの3日間で2割超上昇しており、短期的な利益確定目的の売りも出ている。

欧州主要国の株価指数が大幅に下落し、米国株にも売りが波及している。26日の欧州連合(EU)首脳会議では、新型コロナを巡る経済対策の決定が先送りされた。市場の一部では域内の救済基金である欧州安定メカニズム(ESM)の活用などが検討されるとの期待があっただけに、失望を誘ったとの見方があった。

スマートフォンのアップルとソフトウエアのマイクロソフトが下落した。建機のキャタピラーや航空機のボーイングも下げが目立っている。一方、日用品のプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)は上昇している。

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