リアルテックHD、東南アジア向け新ファンド設立

2020/3/27 21:05
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リアルテックホールディングス(東京・港)は東南アジアの技術系スタートアップに投資する新ファンドを立ち上げることを決めた。

リアルテックHDの永田暁彦代表

バイオや新素材などの技術を持つ現地の成長企業を発掘する。日本の大手企業などから資金を集め、運用規模は50億円程度を予定する。

ファンド名は「リアルテックグローバルファンド1号」で、2020年9月にも投資を始める計画だ。

シンガポールやマレーシアに拠点を持っており、東南アジア6カ国で技術系のスタートアップを支援してきたリバネス(東京・新宿)のネットワークを活用する考えだ。

バイオや新素材、ロボットといった研究開発分野で、東南アジアの課題解決に取り組む企業に投資する。

日本の出資元企業が持つ技術や人材を現地企業と橋渡しすることで、東南アジアのスタートアップの成長につなげる狙いがある。

リアルテックホールディングスはバイオスタートアップのユーグレナとリバネスの共同出資会社。SMBC日興証券と組み、15年から国内で技術型スタートアップに特化した「リアルテックファンド」を運用している。

これまで月探査のispace(東京・港)や、眼鏡型端末のQDレーザ(川崎市)などに投資した。

このほど国内向けに3号ファンドとして「グローカルディープテックファンド」を立ち上げており、調達金額は80億円規模を目指す。

リアルテックホールディングスの永田暁彦代表は新型コロナウイルスと市況環境について「ファンドの調達に影響はあるが、スタートアップに資金供給する役割を果たす」と説明している。

これまで日本のファンドは国内のスタートアップに投資することが主な業務だった。今後は海外企業への投資も増えていきそうだ。

(山田遼太郎)

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