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緩和ケア医ががんになって

大橋洋平さん(1) 海南病院ホスピス緩和ケア医

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2018年6月3日夕方から翌早朝にかけての記憶は鮮明だ。夕食後、みぞおちが張って眠れなかった。翌朝、目が覚め駆け込んだトイレで、突然に真っ黒い便が連続して2度も噴出した。消化管出血で、かなりの量だ。医師である私は腹をくくった。「消化器系のがんだ」と。

医師免許を取得したのは1988年。当初は消化器内科医だった。消化器系がん患者にも関わっていたが、終末期がん患者に関わりたい思いからホスピス緩和ケア...

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