ファーウェイ、海外スマホに独自の音声AI
4月発売の新機種から

2020/3/27 14:56
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【広州=川上尚志】中国通信機器最大手の華為技術(ファーウェイ)は、海外で販売するスマートフォン向けに人工知能(AI)を活用した独自の音声アシスタント機能を開発した。4月に発売する新しい主力機種から搭載を始める。米政府の制裁を受け、米グーグルの主要なソフトを搭載できなくなっているため、自前のソフトを開発して代替を急ぐ。

4月に発売するスマホ「P40」から、独自に開発した音声アシスタント機能を搭載する(26日、ネット会見の動画より)

音声アシスタントは「セリア」の名称で、スマホに呼びかけると電話をかけたり、インターネットを利用したりできる。まず英語とスペイン語、フランス語に対応する。4月7日に欧州などで順次、販売を始める主力スマホ「P40」シリーズから搭載する。この機種は次世代通信規格「5G」に対応し、従来機種に比べカメラ性能も高めている。価格は799ユーロ(約9万6千円)から。

ファーウェイはこれまで海外で販売するスマホにグーグルのアプリを多く搭載してきた。ただ米政府の制裁を受け、米企業などからソフトウエアや部品を調達することが制限された。このため、新たに開発したスマホにアプリ配信の「グーグルプレイ」や音声AIの「グーグルアシスタント」といったソフトを搭載できなくなっている。

米IDCによると、ファーウェイの2019年の世界でのスマホ出荷台数は約2億4千万台で、韓国サムスン電子に次ぐ2位のシェア(17.6%)を持つ。ただ20年は米政府による制裁の影響が本格化し、台数が落ち込むとの見方が出ている。

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