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バランス型、今年最大の下落率は(投信ランキング)

2020/3/30 12:00
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新型コロナウイルスの感染拡大で荒れる金融市場の影響で、投資信託も大きく値下がりしている。株式や債券、REIT(不動産投信)などに分散投資する「バランス型投信」は安定した運用を売りに継続的に資金を集めてきたが、足元の値動きはどうか。純資産総額(残高)上位のバランス型ファンドを対象に、年初から日経平均株価が3年4カ月ぶりの安値となった3月19日までの間につけた各ファンドの基準価格(分配金再投資ベース)の最高値とそれ以降の最安値の幅(値下がり率)を「最大下落率」として比較してみた。

残高1位の「東京海上・円資産バランスファンド(毎月決算型)(愛称:円奏会)」の同期間の最大下落率は10.8%。当ファンドは国内資産のみで運用し、基本配分比率は債券70%、株式15%、REIT15%。基準価格の変動リスクが大きくなると株式とREITの比率を引き下げ、代わりに短期金融資産を組み入れて安定運用を目指す。3月23日時点の資産配分比率は両資産合わせて18%弱となっている。

10本中、最大下落率が37.1%と最も大きかったのは残高4位の「グローバル3倍3分法ファンド(1年決算型)」。国内外の株式と債券、REITに分散投資しつつ、先物を活用しレバレッジを効かせることで投資額が残高の3倍相当になるように運用する。バランス型投信の中では標準偏差が8.7と比較的大きく、値動きの振れ幅も大きくなったようだ。

最大下落率が最も小さかったのは残高9位の「リスク抑制世界8資産バランスファンド(愛称:しあわせの一歩)」の4.6%。投資対象は国内と先進国の債券、株式、REIT、新興国の債券、株式の8資産。2月25日時点では株式やREITなどのリスク性資産が運用資産全体の31.5%を占めていたが、3月3日には1.9%まで引き下げられた。機動的に資産配分比率を変える戦略が功を奏し、下げ幅を抑えた。

3月19日は、国内株安に加え国内REIT相場が急落。東京市場でREITの総合的な値動きを示す東証REIT指数は前日比18.5%安となり、REITを多く組み入れるファンドの運用成績にも響いた。一方で、相場状況によって資産配分比率を機動的に変えるタイプのファンドは、相場の急変をある程度持ちこたえ、大幅な値下がりを回避したといえる。

(QUICK資産運用研究所 小松めぐみ)

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