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新型コロナ、米空母で5000人検査へ 8人感染で

【ワシントン=中村亮】米海軍は26日、原子力空母「セオドア・ルーズベルト」に乗船する約5000人について、新型コロナウイルスの検査を実施すると明らかにした。26日までに8人の感染が確認されており、別の船員に広がるのを防ぐためだ。世界展開する米軍の要である空母で集団感染が確認されれば、即応体制に悪影響を及ぼす恐れがある。

トーマス・モドリー海軍長官代行は26日の記者会見で、これまでルーズベルトでは3人としてきた新型コロナの感染者が8人に増え、別に自主隔離をしている船員がいると説明した。ルーズベルトは米領グアムに寄港するが船員は下船せずに経過観察する。検査キット800人分が船上にあり、不足分は航空機などで運び込んで検査する。

ルーズベルトでは太平洋を航行中に感染者が確認された。多数の船員が長時間にわたり共同生活を送る空母や潜水艦などでは、集団感染のリスクが高いと指摘されてきた。民間のクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」などで感染者が多数確認されたのと似た状況だ。

モドリー氏は「空母は稼働できる状況にあり、必要があれば任務を遂行できると強調したい」と語った。ただ、感染者を精査する段階では集団行動をできるだけ避けたり、訓練の内容を見直したりする必要があるとみられる。

ルーズベルトは3月上旬にベトナムのダナンに寄港するなど中国をけん制する役割を担っている。集団感染が確認されれば一時的に抑止力が低下する可能性がある。

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