メキシコ、政府機関の業務停止 新型コロナ対策で

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2020/3/27 3:27
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【メキシコシティ=丸山修一】メキシコは26日から連邦政府の不要不急の業務を停止した。すでに大型イベントの中止や、在宅勤務への切り替えを要請しているが、新型コロナウイルスの感染者が急増しており、公的機関の業務停止に踏み込むことにした。必要不可欠な行政サービスは継続されるが、許認可や予算執行など各種の手続きなどが大幅に遅れそうだ。

警官以外は人通りも少ない(26日、メキシコシティ)=ロイター

具体的にどの業務が停止されるかは発表されていないが、保健省によると衛生、エネルギー、安全保障、清掃といった日常生活に必要不可欠な業務以外が対象だ。他の業務は、各省庁が独自に決めるとされている。すでに一部の省庁では出勤する人数を制限しており、各種の申請窓口も減らされている。業務停止決定で、様々な分野における行政手続きの遅れは避けられない。

メキシコ政府は民間企業に対して「通勤を伴う事業活動の停止」を求めている。多くの企業では在宅勤務に切り替えており、首都メキシコシティでも、オフィスビルに向かう人は大幅に減っている。レストランの営業は制限されていないが、需要減を受けてすでに一時的に営業を停止しているケースも多い。夜間を中心に街は静まりかえっている。

一方、ロペスオブラドール大統領は26日の定例会見で、米在住の自国民に対して、不要不急の帰国を自粛するように求めた。メキシコは現時点で中国や欧州を含めて入国制限を設けている国や地域はないが、急激に感染者が増える中で、今後は何らかの制限措置を執る可能性もある。メキシコでは25日午後7時時点で感染者数は475人、6人が死亡した。

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