ホンダ、タイ工場停止 需要減で4月末まで

2020/3/27 0:12
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【バンコク=村松洋兵】ホンダは26日、タイ工場で自動車生産を一時停止すると発表した。27日から4月30日まで稼働をやめる。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う新車需要の減少に対応する。二輪車の生産は継続する。東南アジア最大の車生産拠点であるタイでは、マツダと米フォード・モーターも生産停止を決めており、新型コロナの影響が広がってきた。

ホンダがタイで生産するセダン「シティ」

ホンダはタイで自動車を生産する全2工場を停止する。合計年産能力は27万台でセダンの「シティ」「アコード」、多目的スポーツ車(SUV)「HR-V」などを製造している。工場で働く約8000人の従業員には有給休暇を取らせる。ホンダとしては北米や英国、インド、マレーシアに続く稼働停止となる。

タイは新型コロナの感染拡大が消費者心理を冷やしており、2月の新車販売台数は前年同月比17%減だった。シェア3位のホンダは2月は微増だったが、3月に入り市場が一段と減速しており生産停止を決めた。

タイでは26日から4月30日まで非常事態宣言が発令された。政府は商業施設の閉鎖は命じたが、工場の稼働は認めている。ホンダは稼働停止について「感染拡大の防止に協力する」としている。休暇を取る従業員には自宅待機を要請する。

タイではマツダもフォードとの合弁工場の稼働を30日から10日間停止する予定だ。トヨタ自動車では従業員の感染が判明した。両社の感染者は製造現場の従業員ではなく生産に影響はなかった。

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