JDI、いちごから504億円調達を完了

エレクトロニクス
2020/3/26 20:04
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経営再建中のジャパンディスプレイ(JDI)は26日、独立系投資顧問会社のいちごアセットマネジメントからの504億円の資金調達を完了したと発表した。官民ファンドのINCJ(旧産業革新機構)による資本増強と合わせ、債務超過(2019年9月末で1000億円超)を解消した。同日、いちごのスコット・キャロン氏が代表取締役会長に就任したと発表した。

JDIは前日に開かれた臨時株主総会で、いちごから1000億円超の支援受け入れなどを決議していた。決議を経て、いちごがまず504億円で優先株を引き受け筆頭株主となった。

JDIはいちごのキャロン氏を会長に据えた。キャロン氏は前日の臨時総会で株主に対し「高い志と現実経営でもって企業価値、社会価値を創出する」と決意を示した。菊岡稔社長は総会後の記者会見で「(将来は)スコット氏が取締役会議長になる形で考えている」とした。

そのほか、INCJは1020億円分の融資を優先株に切り替えたほか、JDIが保有する関連会社のJOLED株を譲り受け債権と相殺した。JDIはJOLED株売却に伴い、20年3月期に約306億円の特別利益を計上する。

JDIは6月に定時株主総会を開き、いちごからさらに604億円(100億円の追加支援を含む)の支援を受ける予定。最終的にJDIへの出資額は最大1108億円になる。

(広井洋一郎)

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