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三菱電機、AIで生産ラインの改善を支援

三菱電機は26日、人工知能(AI)などを使って生産ラインの改善を支援する技術を開発したと発表した。生産ラインのレイアウトと製品の流れを1つの環境で把握できるようにして、改善案を作りやすくする。ラインの各工程における作業時間の傾向を独自AIが分析し、改善案ごとの生産量を9割以上の精度で導き出す。

同技術により、生産ラインの改善検討にかかっていた工数を従来の半分に減らせるという。これまで生産ラインの改善では製造装置や棚などのレイアウトと、製品の流れの設計を個別に最適化していた。双方を組み合わせると、必要な作業エリアが抜けるなどの問題が発生し、修正に手間がかかっていた。

今後、三菱電機の生産現場に試験導入し、実用化を目指す。独自AIを使ってカメラ映像から人の骨格情報を抽出・分析し、特定の動作を検出する作業分析技術の「骨紋(こつもん)」との連携も視野に入れる。開発した技術と骨紋を組み合わせ、生産工程の監視・分析・改善ツールとして実用化すべく、開発を進める。骨紋は自社工場で実用化した上で、2020年度以降に他社への販売を見込む。

(井原敏宏)

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