検査実施の可能性認識 かんぽ株売り出し時、調査委

2020/3/26 20:54
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かんぽ生命(東京都千代田区)

かんぽ生命(東京都千代田区)

かんぽ生命保険の不適切販売問題をめぐり、日本郵政グループが2019年4月のかんぽ株売却時に、金融庁から保険業法に基づく検査を受ける可能性が高いと認識していたことがわかった。外部弁護士によるかんぽ問題の特別調査委員会が26日発表した追加報告書に記した。当時、会社側は法令違反につながると認識しておらず、調査委は売却手続きに問題はないとしている。

郵政は19年4月23日、保有するかんぽ株の一部を1株2375円で売り出した。報告書によると、前日の4月22日に主幹事証券会社などから問い合わせを受けたかんぽのIR担当者が、金融庁から保険業法に基づく報告徴求を受ける蓋然性が高まっていると答えた。金融庁はすでにかんぽの乗り換え契約に関して問題意識を持っていた。

19年6月以降、保険料の二重徴収などの不適切販売が相次いで明らかになり、かんぽ株は急落した。新型コロナウイルスの感染拡大もあり、26日終値は売り出し価格より983円(41%)安い1392円となっている。

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