南都銀、郵便局との共同窓口始動 奈良の山間部で

金融機関
関西
奈良
2020/3/26 19:12
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利用者はタブレットを使って行員(左下)とテレビ通話する(26日、奈良県黒滝村)

利用者はタブレットを使って行員(左下)とテレビ通話する(26日、奈良県黒滝村)

南都銀行が郵便局に設けた「共同窓口」が26日、稼働を始めた。店舗ネットワーク再編の一環で、奈良県南部の山間部にある黒滝郵便局(黒滝村)内にタブレットとATMを配備。振替振込や届け出などの手続きのほか、ATMで出入金もできる。共同窓口は全国初の取り組みで今後、山間部の3、4カ所に開設する方向で検討している。

窓口は日本郵便、日本ATMと南都銀の連携協定に基づく。黒滝郵便局のロビーの一角を改装した。住所や氏名変更などの手続きのほか、振替振込、口座解約や通帳繰り越しなどができる。

タブレットから手続きを申し込むと、奈良市内の南都銀事務センターの行員がテレビ通話で重要事項説明や本人確認などを行う。郵便局に専任の担当者は置かず、研修を受けた郵便局員が端末操作などで必要があればサポート。窓口は取り次ぎ専用で現金の引き出しなどはATMで行う。書類は後日郵送される。

高齢化が進む山間部ではネットバンキングなどを利用しない高齢者もおり、依然窓口ニーズがある。一方で人口減少とともに来店者が年々減少し、コスト削減の観点から店舗再編は急務。南都銀は賃借料と業務委託料を払う仕組みで、郵便局側も新たな収入源となる。

村役場や郵便局がある村の中心から約4キロメートル離れた道の駅に隣接する南都銀黒滝支店は、4月13日には大淀支店(大淀町)の「店舗内店舗」となり、事実上閉鎖される。利用者の8割が村内の個人客で、支店閉鎖後は週に1度、移動ATM車も配置される。

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