大和ハウス樋口会長が退任 中興の祖、最高顧問に

2020/3/26 18:05
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大和ハウス工業の樋口武男会長

大和ハウス工業の樋口武男会長

大和ハウス工業は26日、樋口武男会長(81)が6月26日付で退任すると発表した。高齢を理由に本人から退任を申し出た。最高顧問に就き、会長職は空席とする。樋口氏は2001年から約20年間にわたり、社長・会長を務めた。物流施設事業の拡大や海外展開を推し進め、連結売上高は4兆円を超えた。大和ハウスの「中興の祖」が経営の第一線から退く。

樋口氏はグループ会社の大和団地を再建し、同社と大和ハウス本体が合併した01年に社長に就任した。当時1兆円あまりだった売上高を大きく増やした。19年には代表権を返上し、最高経営責任者(CEO)から退いていた。

創業者の石橋信夫氏から直接薫陶を受けた最後の世代だ。次代を担う人材育成に力を入れてきた。樋口氏は26日、「経営者の若返りも鑑みて、気がついたことを若い社員に伝えていきたい」とコメントした。

大和ハウスでは19年以降、中国での不正流用など不祥事が相次いでいる。取締役の定年制など企業統治(ガバナンス)の強化を進めている。これまで樋口氏については、芳井敬一社長が続投を依頼し、例外扱いと説明していた。

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