曙ブレーキ、岡山の工場閉鎖を撤回 再生計画を修正

2020/3/26 16:32
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曙ブレーキ工業は26日、事業再生計画を修正し、岡山県の工場の閉鎖を撤回することを発表した。規模を縮小して人員を減らした上で存続させる。ブレーキ部品の生産を東南アジアに移して閉鎖する計画だったが、コストが想定以上に高くなることなどを考慮した。岡山県を含め国内4工場の生産能力を小さくすることも決めた。

閉鎖をやめたのは曙ブレーキ山陽製造で、小型車のブレーキ部品などを生産してきた。当初は段階的に縮小し2022年3月期までに閉鎖する予定だった。生産移管のコストを再評価したほか、電動ブレーキなど新たな部品を受注し、新製品の拠点として利活用するめども立った。

岡山県を含め福島県、山形県、埼玉県の計4カ所の工場は生産設備を別の工場に移管するなどして生産の能力を縮小する。計2100人の人員の一部を削減する。縮小の規模や時期は今後、検討する。

曙ブレーキは19年1月末に私的整理の一種である事業再生ADR(裁判以外の紛争解決)を申請し、銀行団が同年9月に再生計画などを承認した。宮地康弘社長は日本経済新聞の取材に対し、「工場を存続する方向も考えたい」と計画を修正する見解を示していた。

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