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川崎重工、25年ぶり超高速旅客船 神戸工場で着水式

25年ぶりに新造した超高速旅客船「ジェットフォイル」はクレーンにつり下げられて海に着水した(26日、神戸市の川重神戸工場)

川崎重工業は26日、神戸工場(神戸市)で超高速旅客船「ジェットフォイル」の着水式を開いた。新造船は東海汽船などから受注したもので、「セブンアイランド結(ゆい)」と命名された。川重がジェットフォイルを新造するのは25年ぶり。今回の新造船の価格は51億円で、今後は大幅なコストダウンを進め、2年に1隻のペースで受注を目指す。

着水式には関係者約30人が出席した。船台から海に向かって船が滑り出す一般的な進水式とは異なり、工場の岸壁にいったん据え置かれた船体を、巨大なクレーンでつり上げてゆっくりと海に着水させた。

船は内装などの整備をしたあと、6月に東海汽船に引き渡す。東海汽船は東京と伊豆諸島を結ぶ航路で7月に就航させる予定。同社は4隻のジェットフォイルを運用しており、1隻を新造船と入れ替える。山崎潤一社長は「船体が若返り、安全性やサービスの向上につながる」と話した。

ジェットフォイルは大量の海水を噴射し、水中翼の揚力で海面から浮上して最高時速80キロメートル以上で航行する。川重は1987年に米ボーイングから製造販売の権利を引き継ぎ、89~95年に神戸工場で15隻を建造した。

川重によると、ジェットフォイルは国内でボーイングの建造分も含めて21隻が運航しており、船齢は平均で約40年と更新期を順次迎える。川重の担当者は「まずは国内の代替需要にしっかり応えたい。将来は海外も視野に入れる」と話す。

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