量子暗号は「ジョーカー」になるか
科学記者の目
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究極の暗号技術といわれる「量子暗号通信」が実用段階に入った。次世代の高速計算機、量子コンピューターなど期待が高まる量子技術のなかで、いち早く導入が進む可能性がある。2020年度に事業化に乗り出す東芝をはじめ、日本はこの分野で世界屈指の技術をもつ。「第2次量子革命」といわれる時代を勝ち抜くための「ジョーカー」(切り札)となるか。
「次世代暗号などの基盤となる量子技術について、国内外からトップクラスの研究...
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