元教諭の停職処分取り消し 君が代不起立、東京高裁

2020/3/26 9:54
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東京都立学校の卒業式で、君が代斉唱の際に起立しなかったとして、2009年に停職6カ月の懲戒処分を受けた元教諭の女性2人が処分取り消しを求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁は26日までに、1人だけ処分を取り消した一審東京地裁判決を変更し、もう1人の処分も取り消した。賠償請求は一審同様に退けた。

一審判決は、2人のうち1人については、過去に懲戒処分の対象となった行為も踏まえたもので、相当だとして、処分取り消しを認めなかった。

高裁の小川秀樹裁判長は、停職6カ月は免職に次ぐ重い処分で、慎重な検討が必要だと指摘。「積極的な式典の妨害行為ではなく、起立しなかったという消極的行為だ」とした上で、過去の行為は既に処分されていることも踏まえて「今回の処分は妥当性を欠き、裁量権を逸脱したもので違法だ」とした。

控訴審で処分取り消しとなった元教諭の根津公子さん(69)は記者会見し「信じられない、うれしい判決だ」と話した。

〔共同〕

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