遮断機、押せば開くと徹底を 小田急踏切で車立ち往生

2020/3/26 10:00
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運輸安全委員会は26日、神奈川県厚木市の小田急小田原線踏切で昨年6月、快速急行電車が乗用車と衝突、脱線した事故は、乗用車が踏切で立ち往生したのが原因とする調査報告書を公表した。踏切の遮断機は車で押せば、持ち上がって開くが、乗用車の運転手は知らなかった。安全委は、遮断機のこうした機能や踏切での安全確認をドライバーに徹底するよう求めている。

踏切で乗用車と衝突し、先頭車両が脱線した小田急線の車両(2019年6月、神奈川県厚木市)=共同

報告書によると、乗用車の20代女性は、警報機が点滅している段階で踏切に進入。車体に搭載された障害物検知システムの警告音が鳴ったため、窓から顔を出し慎重に車を進ませようとしたが、踏切警報機の点滅や警報音に注意を欠いた。遮断機が下りたため女性は車を離れ、踏切の非常ボタンを押し、さらに手で遮断機を持ち上げようとしたが開かなかったという。

事故は昨年6月19日午後2時50分ごろ、新宿発小田原行き快速急行(10両編成)が乗用車と衝突した。床下から脱落した空気圧縮装置を台車が挟み込んで走行した結果、先頭車両が脱線した。乗客1人が軽傷。乗用車は大破したが、女性は無事だった。

〔共同〕

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