アルゼンチン、19年の成長率マイナス2.2% 2年連続で縮小

中南米
2020/3/26 6:00
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【サンパウロ=外山尚之】アルゼンチンが25日発表した2019年の実質成長率はマイナス2.2%だった。前年とあわせ2年連続のマイナス成長になった。通貨ペソの対ドル相場下落でインフレが進み、商業、製造業がいずれも落ち込んだ。新型コロナウイルスの打撃で景気は20年も低迷しそうで、19年12月に発足したばかりの左派政権には逆風が吹いている。

通貨下落がアルゼンチン経済に打撃となった(19年10月、ブエノスアイレス)

実質国内総生産(GDP)を分野別にみると、商業が7.8%減、製造業が6.3%減と大幅に落ち込み、全体を収縮させた。一方、農業は21.5%増と好調だった。

25日発表された19年10~12月期の実質成長率は前四半期比で1%減、前年同期比は1.1%減だった。

景気低迷の最大の要因は通貨安だ。ペソ相場は19年初めに1ドル=37ペソだったが、8月には同60ペソ台に低下した。その後、資本規制で下落ペースは緩やかになったが、輸入物価の上昇でインフレ率は年50%を超えた。

国際通貨基金(IMF)はアルゼンチンの20年の実質成長率をマイナス2.3%と予想する。同国政府は、新型コロナを封じ込めるため国境閉鎖や外出禁止措置を実施しており、景気の下振れ要因になりそうだ。

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